親しい付き合いをしていて、慶事も弔事も分かち合う
ような相手に関わる葬儀に参列するのなら、常識と
して香典を用意しないというわけにはいきません。

故人を悼み最後の挨拶をする機会は、香典と引き換えに
得るものではけしてありませんが、持ちつ持たれつの
人の縁を繋ぐために、受け取った気持ちは返せる品で
返すのが礼儀というものです。

続く縁ではなく一期一会の出会いでの参列ならば
焼香だけで済ませことも場合によっては可能です。
その際には空の不祝儀袋を用意するなどの
不快感を与えるだけの細工はせず、事情を話すか
ひっそりと行動するかのどちらかの方法で、葬儀への
参列を果たしましょう。

また例外として家族葬にしたなどの理由で、遺族側から
香典の受け取り辞退がされることがありますが、そういう
事情ならもちろん用意がなくても大丈夫です。

気持ちだからと押し付けるような、相手を困らせるだけの
行為はむしろ慎み、それでも何かしたい時は供物や供花を
贈って代用として下さい。

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