喪服のベルトについて

弔事のブラックスーツは黒無地ですので、ベルトも黒無地にします。
黒っぽい茶色もいけません。また、ヘビやワニなどの爬虫類柄のものも
殺生を連想させるので避けます。一般に、革は殺生を連想させるので
弔事のときは避けるのですが、靴とベルトについては革製でも失礼になりません。
ツヤのない牛革のものがよいでしょう。

 

次に注意するのがバックルです。
バックルが、完全に黒い革でコーティングされているものが、正式なフォーマルベルトです。
金色のバックルはNGです。手持ちのベルトで、銀色の金具が少し出ている程度でしたら
問題ありませんが、安価なものもありますので、1本は用意しておきたいところです。

 

通夜や葬儀の時に上着のボタンを外さなければ、ベルトが目に触れることはありませんが
真夏の墓前のお経や会食のときなどは、上着を脱ぐことがあります。見られることはないからと
油断せずに、きちんとしたものを着けていきましょう。

 

喪主が正式礼装として「モーニング」を着る場合は、ベルトは使わずサスペンダーを使います。

 

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