式を挙げる二人と、その式に礼服姿で参列する出席者たちの
関係は、祝われる者と祝う者であり、ホストとゲストでも
あります。

 

ゲストが礼服に身を包んで、祝福の気持ちを持って出席する
のがマナーであるように、式の主役ももてなす側として
参列者にとっての居心地の良い空間を作るのがホストとしての
義務です。

 

 

席次表を作成して、席まできちんと案内するのもその一環です。
招いた相手に、一時でも身の置き場を迷わせるような、そんな
居心地の悪さを感じさせてはいけません。

 

また名前や肩書など、最低限ながら情報の詰まった席次表は、
ゲスト同士が交流を図るための表としても有効です。

 

その場での顔合わせが初対面となる人達もいる中で、本来なら
ホストとして一人一人紹介するべきところを、式の行程の中
では仕方ないこととはいえ役目を放棄して放置するわけですから
せめて席次表にて簡単な紹介ぐらいは行いたいところです。

 

そのように席次表は招待者の役目を果たすための、大事な
道具なのだと心得て準備していきましょう。

 

 

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