通常の通夜を「本通夜」とする時、その前にごく親しい

間柄の者だけで過ごす、「仮通夜」の席が設けられる

ことがあります。

 

 

意思一つで誰でも馳せ参じることが許される通夜とは

異なり、生前の故人ととても親しく、遺族からも是非にと

声を掛けられるような関係でもなければ、仮通夜出席者の

対象にはなりません。

 

事前に情報を得ていたとしても、誘いのない意を酌んで

仮通夜の場には赴かず、静かに通夜を待つようにします。

 

遺族から弔問を許された場合にも、遠慮の心は忘れないように
しましょう。仮通夜の段階での遺族の状況は、とても忙しい最中に
あります。挨拶をしなければお茶を出さなければと遺族に気を
遣わせる前に、さっと線香をあげてさっと対座するのが正しい
行動です。

 

故人について根掘り葉掘り聞くのも、故人と関連性のない

世間話をするのもご法度です。

 

短い時間のことですから、礼服を着ての改まった訪問にはせず
地味に揃えた服装で赴くのがよいでしょう。通夜では礼服の着用も
多くみられるようになりましたが、仮通夜では礼服を着ない方が
多数派です。

 

 

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