守り刀の意味とは? 【丸亀、三豊なら明日お届け可能】

物を切ることを目的とするのではなく、身を守るために
用いる刀のことを「守り刀」と言います。

 

広い意味では「護身用の刃」も守り刀ですが、現在の日本では
亡くなられた方のそばに置き、亡くなられた方を悪鬼や魔物の
類から守るための魔除けとして用いられます。

 

憑き物や穢れを呼び寄せないようにして、周囲の人間に
「死」という概念が害を及ぼさないよう、退ける役目も
担います。

 

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守り刀は亡くなられた方を自宅に安置している状況にて
その胸元や枕元に置いて使用します。

 

名前から小刀のようなものをイメージしがちですが
刀の範囲はもっと漠然としていて、古くは刃物であれば
よいと、鎌や包丁などを代用として用いることもありました。

 

この刃は死者に向けるものではないので、亡くなられた方の
顔に刃先が向かないように置くのが決まりです。

 

亡くなって直ぐ魂は成仏するという考え方の浄土真宗では
守り刀の習慣は存在しません。また現在では、守り刀の風習は
確固たるものとして残ってはいません。

 

礼服や花と比べて、刃物が用意しにくい品であることも
習う者を徐々に減らしている一因です。

 

 

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