どう使い分ける?御香典と御霊前 【平日14時までの注文であきる野市に翌日お届けできます。】
御香典に御霊前に御仏前と、葬儀に携えていく
不祝儀袋には、一様に似たような言葉が印刷され
ていたりします。わざわざ分けて記されるのですから、
似て見えても当然そこには違いがあるのですが、
宗教に関して自由な気質を持つ日本人のスタンスに
より、それらの違いはあまり認知されていません。
不祝儀袋に書かれる三つの言葉を理解するためには、
まず香典の意味を知る必要があります。香典というのは
葬儀の時、故人をきちんと送ってあげられるよう用意する、
線香や花を調達するために供えるお金のことです。
そのやり取りを明確にするために、御香典と書かれた袋
を使用します。
その前提の上に御霊前は霊体に対して供える香典を指し、
御仏前は仏に供える香典を表してそう示します。簡単に
言えば、御霊前も御仏前も御香典なのです。
よって相手方の宗派がはっきりしない時には御香典を、霊と
いう概念がない浄土真宗以外の、霊の存在を認める宗派なら
御霊前を、浄土真宗を宗派としている時には御仏前をと使い
分けるのが推奨される形となります。