訃報を受けて葬儀の前に弔問するその目的には
遺族にお悔やみを述べることの他に、故人との
対面があると思います。

 

 

葬儀の前に顔を見て故人の冥福を祈りたいと
いうのは自然の流れで、それ自体は別段失礼な
ことではありません。

 

遺族からしても、弔問客に対面の意志があることは
訪問の時点で理解できることです。だからこそ
どうぞという言葉を待たずして、自分から対面
したいと申し出ることはNG行為となります。

 

尊むべき故人に、無遠慮に近づこうとする振る舞いは
それを誤解される言動と共に慎まなくてはいけません。

 

遺族から直接お声がかかる、その瞬間がやってくるまで
ひたすらに受け身でいましょう。顔を合わせることが
許される立場ならば、必ず勧めてもらえます。

 

いくら待っても話がないのなら、それは遠回しに
遠慮してほしいと告げられているのです。

 

自ら口を開くことなく権利を手にした後は、謹んで
気持ちを受け取ります。故人をひっそりと拝み
手を合わせてご冥福をお祈りして下さい。

 

 

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