香典と袋について [香典] 【ブラックフォーマル・喪服は礼服レンタル.com】
弔事において、喪服などのフォーマルマナーについて注意する方は
多いですが、ちょっとしたことにおいても、気を付けるべき点があります。
今回は「香典」についてお話ししてみましょう。
そもそも香典とは何かと申しますと、「香」という漢字にもありますように
香や線香などの代わりに供える、お金のことを言います。そのままお金を
お渡しするのは失礼ですので、不祝儀袋(香典袋)に入れるのですが
その際に表面には「御霊前」と書きます。宗派によって、いろいろな書き方が
あるようですが、49日までは「御霊前」、49日より後は「御仏前」と書くのが
一般的です。
文字を書くには、筆を使います。ただし、色は「薄墨」を使ったほうがよいでしょう。
これには、涙でにじんで薄くなったという意味が含まれており、亡くなられた方への
思いの深さを表します。筆ペンでも薄墨のものがあり、コンビニでも販売されて
いますので、1本用意されておくことをお勧めします。
不祝儀袋を閉じるときは、上をかぶせるようにして、下向きになるようにします。
上向きにしてしまうと、お祝い事になってしまうので、注意しましょう。