「喪服は黒」
これは一般的な常識とされているものです。
急に必要になってしまったけれど、黒の持ち合わせがないからグレーでもいいのだろうか、そう考える人もいるかもしれませんね。
そのあたりはどうなのでしょうか。「喪服 色」で検索をかけて調べてみましょう。
「喪服 色」で調べた感じでは以下の通りです。
葬儀・告別式のときは基本的に黒でなくてはならないようです。
用意する時間がそれなりにあるからです。
問題は本当に用意する時間がない仮通夜や通夜のときです。
特に仮通夜のときは、喪服で行くと不幸があるのを予想していたかのように思われ、かえって不自然だと思われる可能性が高いです。
さすがにお祝いの時に使われる赤は問題があるようですが、暗めの色なら平服で問題ないというのが一般的な見解です。
通夜でも同じことで、急な場合はやむを得ないとされているようです。
つまり、グレーのスーツを着用することは、葬儀・告別式の時は問題があるが、仮通夜や通夜なら必ずしも問題はないということになりますね。
常識とされていることが必ずしも正しいとは限りません。「喪服 色」でちょっと調べてみただけでもそういうことが分かるものです。
迷ったら検索、あなたもそうしてみませんか?
親戚が亡くなったときなどに喪服を持ってないので困ると言うことがあると思います。
高校生までは制服を着ますが、大学生以上になると喪服になります。
社会人になると喪服を持ってないという人でも、もしもの時のために購入する人がほとんどだと思いますが、大学生で喪服を持ってないという人は結構たくさんおられるのではないでしょうか。
こういうときは紺色のスーツで代用することができます。
紺色のスーツに黒の腕章を着けることで喪服を着ていることになりますので、これで代用してください。
しかし紺色のスーツといってもストライプやチェック柄の物を着ることはマナー違反ですので、必ず紺色の無地を着る必要があります。
また現代では、通夜の時から喪服を着ますが、通夜の時は紺色のスーツを着るのが本来のマナーだと言われています。
喪服を着るのは告別式だけというのが本来のマナーです。
しかし、喪服のデザインには流行とかがあまりないので、購入したら10年くらいは着ることができますので、大学生になったら1着購入することをオススメします。
価格も2~3万円で結構良い物がありますし、季節の変わり目にはバーゲンセールも行われますので、こういう機会に購入するのがオススメです。
喪服というと黒のイメージが強すぎますが、黒以外はいけないという既成概念に縛られていませんか?
確かにトラディショナルなものを求めるならば黒が王道です。
しかし、奈良時代や戦国時代、そして明治までは白の喪服が着られていたのをご存知でしょうか。
俄かには信じられないと思いますが、事実なのです。
ならば喪服も黒ではなく紺だって大丈夫なのでは?と思いますね。その答えは、大丈夫です。
特に男性であれば、喪服での紺は恥ずかしくないものになっています。
ただ、女性の場合は明るい紺色は避けてください。
喪服で紺をお求めなら、女性は濃紺を選ぶようにお勧めします。
男性と女性でそのように、隔たりがあるのに納得がいかないかもしれませんが、マナーとしてはそのようになっています。
最初にお話しした、白の喪服は女性でも着られますので、その場合は白の和装喪服で、帯は黒というふうにしてください。
過去、藤島部屋の親方が死去されたときに、前妻のおかみさんの憲子さんが、白い和装の喪服で出席されていました。
あまりのことにマスコミも度肝を抜かれましたが、正式に認められています。
臆せず、喪服での紺や白など自分が着たいもので故人を偲びたいものですね。
それが一番の餞ではないでしょうか。