喪服にベストの着用はOK?
スリーピースやニットベストのマナー
結論
礼服と共布(スリーピース)なら「OK」/ 私物のニットベストなどは「NG」
喪服(ブラックフォーマル)にベストを合わせる場合、スーツと同じ生地で作られた共布のベスト(スリーピーススーツ)であれば着用しても全く問題ありません。本来、正喪服であるモーニングコート等でも黒ベストの着用が正式ルールであるためマナー適正です。ただし、寒さ対策などで手持ちのニットベストや異素材のベストを独自に付け足すのは「カジュアル化」するためNGとなります。
スリーピース(共布ベスト付き礼服)の着用が問題ない理由
葬儀でベストを着ている人はあまり見かけないため「マナー違反では?」と不安になりがちですが、礼装のルーツにおいてはむしろ非常に格調高い着こなしです。
- 正喪服のルーツ: 昼の最高正装である「モーニングコート」では、黒のベスト着用が必須(慶事用の白襟は外す)とされており、フォーマルとして最も正しい形です。
- ブラックスーツでの扱い: ジャケット・スラックスと「全く同じ黒生地(漆黒)」で作られたセットアップのベストであれば、重厚感のある正式なフォーマルスタイルとして安心して着用できます。
着てはいけない「NGベスト」と冬場の正しい防寒対策
同じベストであっても、スーツとは別に手持ちのアイテムを単品で足し算することは避けましょう。
【NGとなるベストの例】
・ニット素材・Vネックセーター型のベスト(カジュアルに見えるため)
・スーツと黒の濃さが異なる別素材の黒ベスト(色の違いが目立つため)
・グレーや柄物など、黒以外の色味が入ったベスト
冬場の葬儀・通夜で防寒を行いたい場合は、見える位置にニットベストを着るのではなく、ワイシャツの下に保温性のある長袖肌着(ヒートテック等)を着込むか、スリーピースの礼服を用意するのが正解です。
