中古や譲り受けた喪服を着るのは失礼?
注意点とマナーを解説
結論
中古・お譲りの喪服着用は「全く問題ありません(失礼になりません)」
知人や親族から譲り受けた喪服やリサイクルショップで購入した喪服を着用することは、故人や喪主に対して何ら失礼にあたりません。物を大切にする観点からも一般的によく行われています。ただし、洋装の場合は「デザインの古さ(昔のダブルスーツや肩パット等)や生地の傷み・色あせ」、和装(着物)の場合は「他家の家紋のまま着用しないこと(貼り紋等で自家の紋に変更する)」という点に注意が必要です。
洋装の中古喪服を着る際の注意点(シルエットと状態)
洋装の喪服をお譲りや中古で用意する場合、マナー違反にはなりませんが「見た目の違和感」が生じないよう以下のチェックを行いましょう。
- 流行・デザインの確認: 喪服にも時代ごとのトレンドがあります。例えばひと昔前の男性用「ダブルブレスト」や女性用の「大きな肩パット入り・極端に長いスカート丈」などは、若い世代が着ると浮いてしまう場合があります。
- 生地の虫食い・虫干し・カビの確認: 長期保管されていたものは虫食い穴や虫干し不足によるニオイ、生地のテカリ・色あせ(赤っぽく変色)が出ていることがあるため、事前のクリーニングや点検が必須です。
- サイズ感の微調整: 体型に合っていない大きすぎる喪服はだらしない印象を与えるため、ジャストサイズのものを選びましょう。
和装(着物)の中古喪服は「家紋」の付け替えが必須
和装(黒紋付)を譲り受けて着る場合は、洋装以上に注意が必要です。
【和装における家紋のマナー】
家紋はご先祖や家系を表す重要なしるしです。知人や他家の家紋が入ったままの喪服を着るのはマナー違反となります。和服店などでシール状の「貼り紋(シール紋)」を購入して自家の紋(または女紋・嫁ぎ先の紋)に覆うか、染め替えを行ってから着用しましょう。
譲り受けた喪服の状態が思わしくない場合や、サイズ・デザインが合わない場合は無理をして着用せず、最新のシルエットに合わせた礼服レンタルを利用するのも現代におけるスマートな選択肢です。
