普段がカジュアルであっても、葬儀の場では喪服同様に髪型にも気を配りたいものです。
故人を見送る儀式に相応しいヘアスタイルを心がけましょう。
ここでいうところの、葬儀に相応しい髪型とは、清潔感です。
喪服のシックな装いに合った、髪型にすることが故人への礼節となります。
葬儀に向かう前に、まず美容院などで短めにカットしてもらいましょう。
耳が見える程度に短いと、好感度もアップします。
また、最近は茶髪も珍しくありませんから、そこまで神経質にならなくてもいいかもしれませんが、金髪まで色を抜いてしまうのは問題があります。
可能であれば、髪をもとの黒髪にした方が葬儀場で波風が立たずにいいかもしれません。
前髪にも気を配りましょう。
目にかかるほど前髪が長いのは不潔感を醸し出しますので、避けたいところです。
お洒落のつもりで、髪にワックスやジェルを付けるのも厳禁です。
テカテカと光った頭は、葬儀場で妙に目立つものです。
非礼に値するような過剰な髪型の演出は、葬儀では無用なのです。
基本的に、喪服を着るような場所においては身なりの派手さは極力控えておかなければならないという大前提が存在します。
つまり、葬儀に出席ないし参列する場合のヘアスタイルも、それに準じるものでなければなりません。
どれだけ喪服に身を固め、故人への哀悼の念を現してみたとしても、髪型が奇抜なものや場違いなものであったりしては、他の参列者、あるいは遺族の皆さんに不快な思いを抱かせてしまいかねないからです。
男性の場合は、女性と比較すると平時から華美なヘアアレンジを施すことはあまり無いかも知れませんが、葬儀に赴く時は更に質素であることを心がけましょう。
あまりツヤの出ないマットな整髪剤を使って髪型をシンプルにまとめておくのが無難です。
耳を出して、前髪も長すぎると感じたらさっぱりと切ってみることをおすすめ致します。
また、ロングヘアの方の場合は、髪を後ろでひとつにまとめ、ゴムで束ねておいてください。
この時に使用するゴムも派手な色合いのものではなく、濃紺や黒など、落ち着いた風合いのものを使用するようにしておくと良いでしょう。