結婚式に、蝶ネクタイをつけていきたいと思う人が多いようです。現にお洒落なアイテムとして、蝶ネクタイがよく売れるという事も聞かれることです。確かに礼服に蝶ネクタイというのは、ごくありがちな光景です。しかし、ここにもルールが存在します。本来蝶ネクタイとは、夜のタキシードおよび燕尾服と合わせるアイテムになります。ですから、もし蝶ネクタイをつけたいと思ったら結婚式が夜に開催される場合のみです。または二次会につけてくというのもありでしょう。昼間の結婚式には、マナー違反と捉えられてしまいます。あまり蝶ネクタイが浸透していない日本だからこそ、何も言われることはありませんが、海外の結婚式や新郎新婦が外国籍の人の場合、顰蹙は避けられないと思ったほうがいいでしょう。この際、礼服に関してのマナーをいちから学び直すと、今後の役に立つかもしれません。日本基準で済まされない局面を避けるためにも、必要なことではないでしょうか。
数ある慶事の中でも、最も華やかと断言しても良いくらいに多くの笑顔と幸せに包まれる式典が存在します。愛しあう二人が永遠の絆を誓いあうセレモニーである結婚式です。そんな結婚式に出席する際に欠かせない衣装として礼服は大いに活躍しますが、更に祝典らしさを演出すべく、そこにおしゃれな蝶ネクタイを合わせてみたいと思う方もおられるのではないでしょうか。もちろんワールドワイドな視点から結論付けると、結婚式に礼服と蝶ネクタイで出席しても基本的には問題ありません。ただし、日本の慶事における常識に照らし合わせると、朝から始まる式典に関してのみ蝶ネクタイはNGとされています。これはイブニングパーティーに相応しいものとして、蝶ネクタイの存在が日本では認識されているからです。それゆえ、朝からスタートする結婚式ではNG、夜スタートの式ではOKというマナーが定着しています。また、シャツに関してもいささか注意が必要で、蝶ネクタイ専用のウイングカラーシャツとの併用が通常の形態となります。色については、普通の慶事用ネクタイと同様に白、あるいは銀色のものなどを選択すると良いでしょう。