結婚式の招待状が届いたら、出席ならば二、三日中
欠席ならば一週間以内に黒のペン一本を使って
その意志を伝えるのがマナーです。

 

 

極めてフォーマルな内容の返信ですから、本来なら
使用してよいものは毛筆か万年筆に限られるのですが
使い慣れない筆記具では招待状に相応しいきれいな
字が書けないといった事情を考慮し、黒のボールペンの
使用も近年のマナーでは許されています。

 

おめでたくないことに用いるグレーインクを筆頭に
原則黒以外の色での返信はがきへの記入はNGです。

 

お祝いのしるしにと紅白に倣って赤びカラーペンで
丸を付けたり、ラメ入りのペンでデコレーションして
返信したりすると、あずかり知らぬところで非常識な
人というレッテルがはられてしまうかもしれません。

 

友人の手元に直接届くはがきだからと、ユニークな
装飾を行なってサプライズを計画するのもよいですが
第三者の目に入った段階で、そうした内輪のノリは
通用しなくなります。

 

祝いの意図が伝わらず誤解が生じる可能性を視野に
入れた上で、それでも実行するなら全ては自己責任です。

 

 

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