亡くなって初めて迎える盆のことを「初盆」や「新盆」と
いう言い方をして、特例的なお盆とする習慣が日本には
あります。

 

 

故人の「成仏を祈る」目的で日数の区切りで行う法要と
比べると故人を供養するために行う「初盆」の立ち位置は
かなり日常寄りです。礼服のような改まった格好は必要と
しない地域も多くあります。

 

初盆に招かれること自体が初めてだと、格式の低い服装と
いうのは選びにくいかもしれませんが、招く側から指定が
ない場合には、黒や紺やグレーなどの暗めの色をした
スーツ姿で参じても構いません。いわゆる「平服」と
言われるものです。

 

夏の場合は、自発的に通気性の良い素材のシャツを用意
したりと工夫してみましょう。

 

初盆として人を招く側の立場にあるときは、礼服で迎える
ことがよいでしょう。スーツで簡単に済ませてしまうと
礼服を着てきた客人に、家の方よりも格式の高い服装を
してしまったと恥をかかせることになるからです。

 

わざわざ故人のために足を運んでくれた相手に、不快な
思いをさせないためにも、服装で家人の立場を示せるように
しましょう。

 

 

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